株用語 MACD

今日はMACDの勉強です。

 

前回の記事

テクニカル編①RSIとは - kichiix’s blog

 

 

オシレーターの表示方法

 

RSI編で紹介し忘れましたが、これらのテクニカルの見方はSBIだと

 

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ここを開くと、

 

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こんな感じで上からメインチャート、サブチャート1、サブチャート2と選べます。

 

メインチャートは移動平均線

サブチャート1と2は好きなテクニカルを配置するのが一般的かと思います。

個人の自由なので分かるものを表示してください。

 

MACDとは

Moving Average Convergence Divergenceの訳です。

 

moving=動く

average=平均

convergence=収束

divergence=拡散

 

前に学んだダイバージェンスとコンバージェンスがでてきました。

 

■見方

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サブチャート1にMACDを表示しました。

みんな大好きNTTです。

 

MACDにはMACDラインシグナルラインがあります。

この2つをみてトレードできます。

 

MACDライン=長短2つの移動平均の差を1本にしたライン

シグナルライン=MACDラインの値をさらにある期間で平均したもの

 

MACDラインは移動平均線を参考にしながら動くので

上昇相場の時=上方向に動く

下落相場の時=下に動く

といったふうに分かりやすく動きます。

シグナルラインも同様です。

 

しかし、2つのラインには違いがあり

長期と短期の移動平均線の差を1本にしたMACDラインは比較的軽快に動きます

軽快という言葉が正しいかは分かりませんがニュアンスで分かって欲しいです🥺

 

反対にシグナルラインはMACDラインをさらに平均したものになるので少し出遅れた動きになりやすいです。

 

■パラメータ設定

パラメータ値は、短期EMAが12長期EMAが26MACDシグナルが9に設定するのが一般的です。

 

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ここの

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ここでパラメータを調整できます。

僕は日足調整してません。

 

 

■活用方法①

 

NTTのこの場面で見ていきます。

 

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MACDは基本的に

0を下回った時=本格的な下落トレンド中

0を上回った時=本格的な上昇トレンド中

となります。

 

「本格的な」と付けているのは移動平均線の差を表すことになるのでチャートとしては上昇や下落時に1歩送れます。

 

なので、MACDが0を上回った時は自信をもって上昇トレンドですよ。と言える状況になることになります。

 

■活用方法②

 

MACDにも移動平均線と同じように線が2つあります。

(移動平均線はいくつもあります)

 

複数の線あるということは、もちろんGC(ゴールデンクロス)とDC(デッドクロスがあります)

 

ゴールデンクロスとは

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シグナル線をMACD線が下から上に突き上げる線と線が交差する事をゴールデンクロスいいます。

移動平均線も同様で短期線が長期線を下から上に突き上げる交差もゴールデンクロスといいます。

 

デッドクロスとは

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反対に上から下に交差することをデッドクロスといいます。

移動平均線MACDもこれだけ見てればいいまであります。

 

ゴールデンクロスは上昇相場

デッドクロスは下落相場で現れます。

 

分かりやすいチャートを見てみると

 

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まずは左側の青四角。

シグナルラインに対してMACDラインが上から下にクロスしていますのでデッドクロスが発生しています。

ここで下落トレンドが開始しました。

 

そこから株価は急落。

MACDラインが50付近にあったところから0を割ってしまい、そこから一段と下げてしまいました。

 

その後、MACDラインは-50なので下落トレンド中となりますが青四角の端っこ辺りで、下から上に突き上げるゴールデンクロスが完成しそうでしたが上手くクロス出来ませんでした。

これを「騙し」といいます。

騙しというか、下落中に短期的な上昇があったので上の価格帯でもってる人たちの利益確定売りが入ってしまいます。

 

そこからもう一段下げた後に黄色四角内で再びゴールデンクロスに向かいます。

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今回はしっかりとクロスできました。

ここから短期的な上昇トレンドの開始です。

しかし、MACDラインは0を下回っているので本格的な上昇相場は始まっていません。

 

そこから赤色四角内でデッドクロスへ挑戦します。

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ここは逆に短期的な上昇相場が始まっているので下の価格で買えていない人たちの押し目買い(上昇トレンド中の売りがある程度入ったところでの逆張りの買い)が入ってきてデッドクロスは完成しませんでした。

 

つまり、買いで入りたい人達の「やっと落ちてきた、買うのはいましかない!」といった具合に買いが入ってきたことになります。

 

MACDGCした後の相場(参考)

 

その後はというと

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デッドクロスをしそうになるとすかさず押し目買いが入り、株価は上昇トレンド中にガンガン上げていきました。

 

MACDゴールデンクロス狙いでのトレードも実はアリなのです🐜

 

上の画像を見ても分かるように、MACDラインが0を超えたあとの押し目買い後の動きが一段と上げているように見えると思います。

 

テクニカルの重要要素である、みんなが見ている時やみんなが気づいた時にはさらにそのトレンド方向に動きやすくなる傾向があります。

 

ので明確に上昇トレンドだ!ってときの押し目買いは効果的であり理屈に合ったトレード方法だと思います。

 

なので、MACDゴールデンクロスデッドクロスだけでも覚えて帰ってトレード中に監視してみて下さい。

 

実践が1番の経験になります。

 

ということで、今日はMACDの基礎でした。

 

下落中の落ちるナイフは掴まなくていいです。

日柄調整後のMACDが緩やかな線になり、切りあがった時こそ本格的な買い番がきます。

 

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こんな感じですね。

V字回復なんてものは滅多にありません。

高望みはせずにチャンスを伺いましょう!💪

 

では、本日もお疲れ様でした。